こんにちは(^-^)
今回はバネホックの取り付け方、失敗してしまった時の対策、カシメの取付の3項目についてご説明したいと思います。
沢山の種類がありますので少しづつ追記していきます。
目次
バネホック

パーツ名があって左からゲンコ、ホソ、バネ、アタマになります。
専用の打ち具を使用して革に取り付けします。

取り付けるホックのサイズに合わせて穴を開けます。
ゲンコ、ホソ

ホソを床面から通します。
ホソの先端付近の凹みが革より出ている状態であることを確認します。
分厚い革や、重ねた革の場合ギリギリになる場合があるので、その場合は革を漉く(削ぐ)と良いです。

ゲンコを被せます。

打ち具を下に敷きます。

垂直に打ち具を立てハンマーでたたきます。
上手くとまると回らなくなります。


キレイに取り付けできました(^-^)
バネ、アタマ


穴の大きさはアタマが通る大きさです。
下から打台→アタマ→革→バネ
の順番になってます。

真ん中に見える小さな円がアタマの先端部分です。
ここを打ち具で叩いて開くように潰します。

真ん中の円が広がっているのが分かると思います。

完成です(^-^)

先ほど取り付けしたゲンコ、ホソと組み合わせて保持力を確認します。
問題なければ完成です(^-^)
失敗してしまったとき
上手く取り付けができてないと保持力が弱かったりしますので、その場合にはやり直します。

失敗してしまったときは、この「喰切(クイキリ)」という工具を使用して外します。
接合部分をバチっと切ります。
1000円程の品物ですが十分間に合っています。
しかしたまに革に傷をつけてしまったり、もっと大型のカシメだとクイキリだけで外すことが難しくなります。
そんな時はこの「かばん屋さんのキット金具はずしセット」がオススメです!
カシメの中心に細い金属棒をハンマーで打ち込んで破壊します。
これはもはや必須アイテムです。

特大カシメ13㎜までやったことがあります。もはやクイキリだけでは革に傷をつけずに取り外すのは不可能な固さです。
カンタンとはいきませんでしたが、革に傷をつけずに無事外すことができました。

カシメの中心に棒をたてて、ハンマーで叩きます。

カシメを突き破って刺さります。

外れました。穴の中にカシメの反対側が落ちています。

革に傷をつけることなくカシメを外すことができました( ◠‿◠ )
クイキリと、この金具外しオススメです。
カシメ

カシメの取り付け方です。

革にカシメ(ホソ)を通します。
この時、ホソの窪みが革より出ていることを確認します。
この写真だとかなりギリギリですが取り付けはできました。
厳しいときは革を漉きます。

ホソにアタマを被せて、台にセットします。

専用の打ち具を使用してプレスします。
ハンマーでも可能です。


キレイに取り付けできました。
これで完成です(^-^)
革が薄いとき
もし革が薄くてカシメが上手につかない時は、私はスペーサーを端切れで作って対策してます。
勿論、合うカシメを用意するのが一番良いですが・・・。

長すぎの状態です。

これを使ってカシメのサイズにあうスペーサーを作ります。

厚みの適当な革を使って、革を抜きます。

ポンチで穴を開けます。
これでスペーサは完成。

革の間にスペーサを挟みました。

見づらいですが、裏表共ズレることなくキレイに取り付けできました( ◠‿◠ )
よかったら参考にしてください。

この他、スマホのカメラ穴を抜いたりするときに使っています。
出番はそれほど多くないですが、あると仕上がりが格段に違ってきます。

オピネル用のクリップ。
最後まで読んで頂きありがとうございます(^-^)