
こんにちは!
今回はレザークラフトの始め方をテーマに書いてみたいと思います。
レザークラフトをやってみたいけど何を買って良いかわからない。
そんな風に思っている方って結構多いんじゃないかと思います。
私自身、革はどんな種類があるのか、厚みも色々あるみたいだけど・・・、道具は何に使うかわからないものばかり。
出来れば必要なものだけを買いたい・・・とそんな感じでした。
今回の記事ではタンニン鞣しのヌメ革を使用した場合のレザークラフトの始め方をお伝えしたいと思います。
目次
鞣しとは
「鞣し」というのは動物の「皮」を材料として使える「革」に加工する作業のことを言います。
その際に使われる薬剤が「タンニン」と「クロム」の二種類あります。
タンニン鞣しの革は固くコシがあるので裁断、縫製がとてもしやすいです。また経年変化によって「育つ革」でもあります。
染色しても革本来の模様が浮き出てきてとても味のある作品が作れます。弱点は水や汚れに弱い点です。
鞣しを行う職人を「タンナー」といい、そのタンナーによって様々な表情の革が作られています。
日本だと栃木レザー、姫路レザーが有名です。海外でもたくさんのタンナーがいて、惚れ惚れする程美しい革が作られています。
クロム鞣しは柔らかく伸縮性があり始めのうちは扱いにくいように思えます。また経年変化は控えめです。メリットは水に強く汚れにくい点でしょうか。
安いのですが、タンニン鞣しの方が私は好みなのであまり使っていません。

イタリアTEMPESTI社製のイビザという革です。
スマホカバーは時間はかかりますが作業自体はカンタンなのでオススメです。
プレゼントにすると喜ばれます。
革の厚み
革の厚みは作る作品によって大きく変わるので一概には言えませんが、私が良く使う物は1㎜、1.5㎜、2㎜、3㎜です。
1㎜はスマホカバーや財布のカードポケットなど。
1.5㎜はOD缶カバーやオピネルのケースなどに使ってます。適度な固さと柔らかさがあり幅広く使える厚みです。
2㎜はナイフの鞘やメスティンのハンドルカバー等に。少し厚みがあるので強度の欲しい物を作る時に使います。
3㎜は鉈の鞘に使っています。かなり分厚いので本当に強度の欲しい物を作る時にしか使いません。
革の購入方法
私の購入方法は「ヌメ革端切れ」をネットで購入することが多くアマゾン、楽天、ヤフオク、メルカリ等利用しています。
アマゾンで良く購入する革は⇩です。A4サイズで800円位です。稀に染色すると傷が浮かんできたりすることがありますが、繊維もしっかりしていて使いやすいです。ヌメだと経年変化が乏しく感じるので染色向きかなと思います。
メルカリでは安定して購入することはできませんが、たまに良い革が安く手に入ったりします。栃木レザープルアップという革を時々購入してますが、早い物勝ちですぐなくなってしまいます。
東急ハンズやホームセンター(平塚ハンディ)、手芸店の一角で取り扱っていますが品質が良いこともありますが、少し割高だと思います。
単位と相場
革の単位はds(デシ)で、10㎝×10㎝です。A4だと6dsですね。
800円÷6ds=1ds133円です。栃木レザーやイタリアンレザーだと1ds300円位。
ヤフオク等で段ボール一杯という単位で大量に売られている革だと1ds70円位で買えたりします。
良い革を安く買おうと思うと「半裁」と言って牛の半身分を購入する方法があります。
1ds120円位で買えたりします。
スターターセット
何を買って良いかわからないので、スターターセットを購入しました。
入っていたものは・・・
- 大型カッターナイフ
- A4カッターマット
- 菱目打ち
- 丸キリ
- ステッチンググルーバー
- 糸
- 針
- ハンマー
- 蝋
菱目打ちは研がなければならなかったこと、ステッチンググルーバーはアタッチメント交換が出来なくなったこと、もろもろ後から使えないかも(-_-;)となりましたので、単品購入をオススメします。

セットの物は菱目打ちの刃がやすりのようになっていました。革から抜けなくなり、抜いた後は革の穴が変形・拡大するという悲惨な事態を散々招きました。当時、菱目打ちはこんなものと思っていたので使い続けてました。
ちなみに研ぐと⇩のものと遜色ないレベルの状態になりました。かなり根性のいる作業です。

今現在私が使用しているactiveislandの物。4本セットで4000円程。